北方地域社会研究所では(RINC)では,2020年2月10日(月)16:30~19:00に北海道科学大学にて,第6回北方地域社会研究所フォーラム 『宿泊の進化から考える「まちの当事者」は誰か?』 を開催しました。
副所長の梶谷崇教授の司会・進行で開会,冒頭まず,研究所所長の木村尚仁教授が開会挨拶を行いました。ついで今回のフォーラムの企画・コーディネータを担当した,研究所研究員の道尾淳子講師より当フォーラムの趣旨を説明致しました。その後に全体セッションに入りました。
基調講演は2題あり,1題目は,嶋田洋平氏(株式会社らいおん建築事務所 代表取締役,一般社団法人日本まちやど協会 理事)による『宿泊施設を拠点とした地域連携の最新動向』。嶋田氏らの北九州市における実践例や「まちやど」という概念などについて約40分間お話をいただきました。 2題目は、岩佐十良氏(株式会社自遊人 代表取締役)による『メディア型ホテル「商店街HOTEL 講 大津百町」』。地方の潜在的な観光資源をどのようにプロデュースし,本物に対する体験や感動を伝えていくか,産業を創造していくかについて,同じく約40分間お話をいただきました。
その後の全体セッションでは,手稲エリアに宿泊施設「ちょい寝ホテル札幌手稲」を開業した清田純一郎氏(株式会社清純堂 代表取締役)と,札幌市内・近郊の宿泊施設のブランディングやWebデザインを行う矢野奨氏(コモノ株式会社 代表取締役)を加えて,今回のキーワード「まちの当事者」「共感・協育」についてディスカッションしました。
議論の後半では,どのまちにおいても価値創造はし得るが,その場所にある本質や何のために行うのかという根本が共有でき,リスクを負うことのできる人と一緒に進めていくことが大切ではないかというまとめがありました。また,会場からの質疑に対しても活発な意見交換がありました。
当フォーラムの開催にあたりまして、ご登壇いただきました4名の皆様はじめ関係各位に多大なご協力を賜りました。皆さまに感謝申し上げます。
(※ この記事は,本学のNEWS TOPICSの記事を参考にしました。)
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